ニビシのこだわり
材料の質が、そのまま味に出る。
自然の風味にこだわって。
例えば、醤油づくりの場合。大豆・小麦・塩・水を主原料に用いますが、私達は醤油づくりに適した良質な大豆を吟味し、伝統的な技術を受け継ぎながら、より優れた製品づくりを行っています。
また、だしの決めてとなるのは良質のかつお節です。だしの抽出に用いるかつお節は、厳選した枕崎産鰹の本節です。
私達は常に最適な素材を探し求め、原材料本来の味を生かすよう、自然の風味にこだわって吟味し、加工技術を追求します。
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厳選された枕崎産のかつお節
実に300年ものかつお節生産の歴史をもち、日本一のかつお節生産量を誇る、鹿児島県枕崎市。ここで「薩摩型」と呼ばれる伝統の製法を用い、じっくりと時間をかけて燻して出来上がったかつお節を使用しています。
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かつお節は自社で使用する前に削る
ニビシではかつお節を削られていない状態で購入し温度管理された冷蔵庫で保管することを徹底しています。それはかつお節は削ると時間がたつにつれ香りが逃げるからです。そしてだしを取る際に、自社工場で削ったものを使用しています。
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ニビシは厚削り
市販されている花かつお(削られたかつお節)よりも厚めに削ることで、九州人の味覚にあった、より濃いだしをとることができます。
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自社抽出一番だし
ニビシでは、昔、家庭で取っていたような方法で、つゆを作る度に実際にだしをとっています。しかも上品で透き通った「一番だし」のみにこだわって使用しています。
清らかな清滝渓谷の恵みを受けて。
水もまた、醤油づくりに欠かせない重要な要素の一つです。
醤油の成分中、水分が占める割合は7割弱。決して疎かにできません。
ニビシでは、犬鳴連山の麓を潤す清滝渓谷を源泉とする大根川の伏流水を採集し、エアレーション処理をした後、ろ過吸着装置、イオン交換樹脂装置を通し、食品製造に適した良好な軟化水に変え製品に使用しています。
味噌や醤油は生き物。
だからこそ、育てがいがある。
生きた麹が作り出す味の世界。
麹造りは味噌、醤油づくりの中で、最も重要な工程です。
良い原料、的確な時間、熟練の業が揃ってはじめてよい麹が生まれ、美味しい醸造製品もできるのです。
米・大麦等、原料毎に適した処理をほどこし、製麹室(せいきくしつ)に入れます。湿度と温度等、最適な環境を造ることに最新の注意を払いながら42時間培養することで、良質の麹となり、美味しい味噌となるのです。
主力製品である「里ごころ あわせこうじ」は製麹の段階で米・麦を均一に混合し、出来上がり製品の外観、味の向上に努めています。
精密な機械工程も、
熟練職人の手にかかっている。
永年培った技と最新の技術。
わたし達は、品質、技術ではどこにも負けない、との自負のもと、常に真心こもった商品づくりに取り組んできました。
近年ではめんつゆ、白だし、たれ等、地域の嗜好に根差した新たな加工調味料の開発に力を入れてきました。
その様な中、お客様に安心して使っていただける商品を安定して造り続けるため、また、これからの時代に対応すべく、安心・安全を第一に高品質で効率的、また多品種生産にも対応した、最新鋭の生産システムを備えた工場を新設しました。
安全かつ、衛生的な作業環境で、日々技術の向上と品質の万全管理に努めています。
しかし、設備がいかに進歩しても、やはり最後の決めてとなるのは、熟練の目です。新しいところはより新しく、伝統を護るところはより熟練の技を。永年受け継いできた誇りを胸に、日々商品と向き合っています。
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製品倉庫
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第5工場
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瓶詰工場